寝ている間に特殊なマウスピースを装着することで、噛み合わせの問題を改善する治療法です。下の歯が前方に出ていることを「受け口」と言い、食べ物がしっかりと噛めないうえに発音などにも悪影響が出ます。3歳児健診では全体の約5%が受け口と診断されており、成長とともに自然治癒する可能性もあまり高くありません。ムーシールドはお子さんの歯並びが完成(3歳くらい~)したらすぐに使えるので、幼児期から受け口の治療が可能となっています。
既製品のムーシールドの場合は型を取る必要がないので、幼児期のお子さんへの負担も少なくその日のうちから装着が可能です。
受け口の方は舌の位置が低く、下顎を前方に押し出すように筋肉から圧力がかかっています。ムーシールドで舌の位置を正常にすることで、口の筋肉全体を正常化するのです。寝ている間だけの装着を半年~1年続けることで、約90%もの割合で改善が見られます。痛みもないため、無理なくお子さんの歯並びを矯正したい保護者の方におすすめです。お口が成長段階にあるお子さんに適した治療法ですが、成人用のムーシールドもあります。
現在最も主流の装置で、歯の表面に装着するブラケットが透明になっています。
「矯正はしたいけれど装置が目立つのが気になる」という患者さんの声に応えて開発されました。
透明感のある素材でできているためどんな歯の色にもなじみ、ブラケット装置そのものが目立ちません。
また、痛みが少ない、治療期間が短いといった利点もあります。
歯の裏側に付けることにより、矯正していることがまったく分からない矯正装置です。
デメリットとしては慣れるのに多少時間がかかることや、喋りづらい、ブラッシングしづらいことなどがあげられます。
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